結婚前の平均的な貯金額は300万円!
結婚を決めた夫婦の貯金額の平均は300万円です。内訳としては、00~300万円未満の貯金額は全体割合に対して最も多い23.7%で、さらに貯金額が多い300~400万円未満も19.0%という結果でした。
2000年の平均初婚年齢は、夫が28.8歳、妻が27.0歳で、2022年の平均初婚年齢は、男性が31.1歳、女性が29.7歳でした。、平均初婚年齢はやや上昇しつつあることが分かります。
金融広報中央委員会の調査によれば、単身者の平均貯金額は以下のように報告されています:
- 20代:103万円
- 30代:364万円
- 40代:572万円
これを踏まえると、結婚直前の夫婦の貯蓄額(平均296.9万円)は、単身者の貯蓄額より高い傾向があります。ただし、婚約期間中に結婚式や新生活に向けた貯蓄が優先されるため、平均的な単身貯蓄額の範囲内であることがわかります。
さらに、平均初婚年齢が上昇している背景には、ライフスタイルの多様化や経済状況の影響が考えられます。貯蓄額や結婚資金の準備は、今後も結婚を控えるカップルにとって重要なテーマとなりそうです。
結婚前・結婚後に必要な費用や項目は?
婚約から新婚旅行までにかかる平均費用は510万円とされています。この費用には以下のような主要な使い道が含まれます:
- 結納式関連費用:結納金や結納品、結納式の開催にかかる費用
- 婚約指輪:贈答品としての象徴的なアイテム
- 結婚指輪:夫婦の証となるリング(ペアでの購入が一般的)
- 新婚旅行代:旅行先や宿泊、アクティビティの費用
費用の内訳と準備のポイント
- 結婚指輪と婚約指輪
ブランドやデザインによって金額は異なり、一般的に婚約指輪の費用は30~40万円程度、結婚指輪はペアで20~30万円程度とされています。 - 新婚旅行
国内外を問わず、平均的な旅行費用は40~70万円が目安ですが、豪華な旅行を選ぶ場合は100万円以上かかることもあります。 - 結納式の有無
結納式を行う場合、地域の習慣や規模により大きな費用が必要になるケースも。結納を省略するカップルも増えていますが、その場合でも代替的な顔合わせ食事会などで数万円~数十万円がかかることがあります。
これらの費用に加え、結婚式や披露宴、新生活の準備費用も含めると、トータルでの支出はさらに大きな額になる可能性があります。費用負担を軽減するためには、両家での話し合いや事前の計画的な貯蓄が重要です。
貯金がなくても結婚は可能?

もちろん、貯金がなくても結婚は可能です。以下のような工夫をすることで、低コストで結婚生活をスタートするカップルも増えています。
- 結婚式の費用を後払いにするプランを活用
- 小規模な結婚式やフォトウェディングを選ぶ
- 結婚式を行わずに新生活に集中する
- 結婚費用を親族や親しい友人と分担する
貯金はコツコツ計画的に!
貯金が足りなくても結婚式を行うことはできますが、一生に一度の思い出となる結婚式は自分たちの望む最高の式にしたいと思う人がほとんどではないでしょうか。そのためには、結婚資金を計画的にコツコツためていくことが重要です。
毎月の出費を把握して無駄遣いを減らそう
最初に、月々決まって必要になる費用を書き出して、節約できるものがないかを検討します。
というのも、固定費を見直すことで、月々の支払いを抑えやすくなるためです。
固定費の例としては、携帯電話の通信料金、保険プラン、サブスクリプションサービスなどが挙げられます。保険の契約プラン変更や、不要なサブスクリプションサービスの解約などで、貯金に回すお金を増やせるのでおすすめです。
このサイトで節約や貯金に関する記事も多数あるので参考にしてみてください。
キャッシュレス決済やクレジットカードを活用

政府のキャッシュレス決済推進もあり、現金での支払いよりもクレジットカードなどのキャッシュレスサービスでの支払いがお得です。「ポイント還元」があるため、現金のお支払いよりもポイントでポイントは貯めることが大切です。日用品や食事代など1日の利用金額はわずかでも、1ヵ月の合計金額は大きなものになります。
家計簿を使ってお金を管理
紙媒体でも管理は可能ですが、スマートフォンのアプリを使ってお金を管理すれば、貯金額を簡単に把握できるため、モチベーションを保ったまま貯金を継続できます。また、継続して貯金する習慣を身につけることで、「結婚式で貯金がなくなった」という状況に陥ることを防ぎやすくなるでしょう。
積立用の口座を作ってコツコツ定額貯金
2人で毎月定額を積立てていくと、計画的に貯金を増やしていくことができます。最初から給料天引きのようなカタチで貯金をして、残ったお金で生活をするようにすれば自然とお金はたまっていきます。
結婚費用の目標額を決めるのも、おすすめです。毎月定額を積立てていけば、あとどれくらいで目標が達成できるかがわかりやすくなります。
「こんな結婚式にしたい」というプランがあれば、目標達成に向けて頑張ることができます。また、貯金額から結婚の時期を逆算していくこともできるでしょう。式場の予約もスムーズにできると思います。
まとめ
結婚にはお金がかかります。結婚時の平均貯蓄額は300万円程度。貯金があることで余裕をもった結婚準備ができる反面、お金がないから結婚を諦める必要はありません。パートナーと相談しながら、無理のない範囲で計画を立てることが大切です。